離婚して本当に養育費はもらえるの?

離婚して本当に養育費はもらえるの?

親としての義務である養育費の支払いについてご紹介します。

養育費とは

養育費とは、扶養義務のある未成熟子が自立するまでに要する、全ての費用のことを指します。
(生活費、医療費、教育費など)

たとえ離婚することになっても、親として子どもの扶養義務は継続されますので、金額や支払いについての取り決めは必ず行われます。

どちらが養育費を支払う?

離婚後に、子どもと生活しない方に自分の分担分としての養育費を支払う義務が生じます。

養育費の相場とは?

養育費の支払いは親の義務です。

ですので、子どもの養育費は両親がそれぞれ分担し、支払っていくべき費用なのです。
その分担額に関しては、算定表を基にして双方の資産や収入、職業、社会的地位などを考慮し、定められていきます。

ですので、母親に経済力が全くなかった場合などは、父親が養育費の全額を支払うと言うケースもあります。支払い例が多く相場と言っても良い金額としては、下記のようになっています。

  • 子ども1人の場合…月額20,000円~60,000円
  • 子ども2人の場合…月額40,000円~80,000円

実際の支払い事例

先日夫との離婚が成立し、子どもは私が引き取って育てることとなりました。

  • 子ども…4歳と7歳の2人
  • 夫の年収…600万円(離婚時)
  • 私の年収…120万円(離婚時)

以上の条件から算定表を基とし協議した結果、夫からは月々60,000円(2人分)の支払いがされることになりました。

養育費の支払いがなされない場合

養育費の支払いは、子どもの扶養義務として法的に義務付けられているものです。したがって養育費の支払いがなされない場合には、法的に請求する権利が与えられています。

(1)相手に対し、内容証明郵便で養育費の支払いを促します。
(2)調停・審判離婚をした場合は、家庭裁判所から相手側に対し養育費の「履行勧告」または「履行命令」を出してもらえます。
(3)それでもなお支払われない場合は、強制執行(給与の差し押さえなど)を行うことができますが、かえって費用がかかるなど、あまり実効性のある方法とは言えません。

夫婦の協議で決めたにもかかわらず、催促しても養育費の支払いがない場合は、家庭裁判所に「養育費の支払い調停」を申し立て、決め直してもらうようにしましょう。

子どもを守るために

養育費の支払いは、親が子どものために行う義務です。

しかし、残念なことに養育費の支払いが途中でなされなくなるというケースは、少なくありません。法的に請求することもできますが、相手のモラルが低次元であった場合、支払いが再開される見込みは少ないと言って良いでしょう。

離婚しお子さんを引き取る場合、こういったケースもあると言うことを念頭において、お子さんを守るためにも養育費だけに頼ることのない、将来設計を立てることをおススメします。

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悩み辞典 管理人
累計相談数15,000件以上の相談サイト悩み辞典の管理人。弁護士や精神科医心理カウンセラーと仕事をして不倫や離婚相談にも多くの知見を持っている。
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